税務
小規模事業者のための簿記講座【第9弾:帳簿を味方に!実務に活かすためのコツまとめ】
こんにちは!
これまでは「帳簿の基本」や「勘定科目の使い方」などを学んできました。
最終回となる今回は、その総まとめとして、知識を“実務に活かす”ための6つのヒントをお届けします📘💡
① 財務3表はセットで見るのがコツ📊
会計には、よく「財務三表」と呼ばれる書類があります。
- PL(損益計算書)…売上、経費、利益がわかる
- BS(貸借対照表)…資産・負債のバランスが見える
- CF(キャッシュフロー計算書)…お金の出入りがわかる
📌 例えばこんなことも!
PLでは黒字でも、BSでは“未入金の売上”が多くて、CFでは現金が足りていない…なんてことも😱
数字の本質をつかむには、この3つを“合わせて”見るクセをつけておきましょう!
② 勘定科目は「経営のナビ」🧭
費用を記帳するときに使う「勘定科目」。
ちゃんと分類してますか?それとも“なんとなく”で選んでませんか?
ありがちな例👇
・チラシ代を「消耗品費」に → 本来は「広告宣伝費」
・スマホ代を全額「通信費」に → プライベート分は除くべき
💬「広告費が思ったより多い…」と気づけたのは、分類をきちんとしたおかげ(店舗経営者Aさん)
📣 ポイントは…
- 正しい科目で記録すると、資金の使い方が見えてくる!
- 経費が正しく取れれば、節税にも効果的!
「雑費」に頼らず、迷ったら備考欄に用途をメモしておきましょう🖊
③ クラウド会計ソフトで、記帳をもっとラクに💻
帳簿を紙でつけている方、Excelで管理している方…
そろそろ「クラウド会計ソフト」を使ってみませんか?
✅ 主なメリット
- 取引データを自動取り込み
- スマホでレシート撮影→自動入力
- 売上や利益をグラフ化
- 確定申告にも対応🎉
📱 おすすめソフト:
・弥生会計 →蕨商工会議所でも使い方の支援ができます!
💡まずは無料プランで触ってみるだけでもOK!
④ 専門家とは「丸投げ」より「伴走」が◎
税理士や会計士に任せている方も、全部お任せにせず、一緒に数字を見ていくスタイルがオススメです。
📌 上手な付き合い方:
- 売上や経費をざっくりでも自分で把握
- 月1回くらいは情報共有
- わからないことはその場で聞く!
💬「数字を少し意識するだけで、相談が早くて深くなった!」(サービス業Cさん)
税理士さんは“税金の専門家”であり、“経営の相談役”でもあります📣
⑤ よくある質問💬 Q&A
Q. 帳簿は黒字なのに現金が足りないのはなぜ?
→ 売掛金(未入金の売上)が増えていませんか?PLだけでなく、BSやCFも見ると原因がわかります!
Q. 勘定科目がよくわからない…
→ 完璧でなくてOK!備考欄に「使途のメモ」を残しておくと安心。
Q. 会計ソフトだけで完結できる?
→ 記帳や申告は可能ですが、節税・融資・補助金申請などは専門家と併用すると安心です!
⑥ おわりに📘
「帳簿=税金のため」ではなく、「帳簿=経営のため」と捉えると、数字の見え方が変わります。
💡 今すぐできる一歩
- 毎月、売上と支出を振り返る
- 経費はこまかく記帳&用途を明記
- 会計ソフトを1つ試してみる
数字に強くなると、経営にも自信が持てます✨
あなたの事業がさらに良くなりますように!
📣 商工会では、帳簿や会計の相談も受け付けています!
ちょっとした疑問でも、お気軽にご相談ください😊