経営
個人事業主は孤独じゃない!モチベーションを維持する方法 ~4つのリアルなケーススタディから学ぶ~
1. 小さな成功をちゃんと「自分で褒める」
ケーススタディ:週末限定スコーンが初の30個完売!
川口市で焼き菓子の店「Bakery A」を営むAさんは、初めて週末限定メニューとして「メープルナッツスコーン」を販売しました。最初は10個だけ試作販売したところ、予想以上に反応がよく、翌週は30個に増やして販売。すると午前中で完売。売上にすると5,400円ほどのプラスでしたが、何より「自分が作ったものが認められた」という手応えが大きかったそうです。
この経験をきっかけに、「今日のよかったこと日記」を毎日つけるようになり、3ヶ月後には売上が前年比で12%アップしました。
2. 同じ立場の仲間とつながる
ケーススタディ:異業種交流から紹介が増え、月の来店数が1.3倍に!
蕨市で美容室を営むBさんは、商工会議所が主催する創業者交流会に思い切って参加。最初は名刺交換だけのつもりだったそうですが、近隣のカフェ店主と意気投合し、互いの店をSNSで紹介し合うことに。カフェのInstagramストーリーで紹介された日には、新規予約が1日で3件入り、翌月の来店数は前月比130%に。
また、月に一度の「経営者おしゃべり会(仮)」を始め、事業アイデアや悩みを共有する場として継続。孤独感が減っただけでなく、前向きな気持ちで新メニューにも挑戦できるようになったそうです。
3. 「好きなこと」「ワクワクすること」を仕事に取り入れる
ケーススタディ:イラスト入りPOPで売上1.5倍に!
所沢市の文具店「Stationery C」の店主Cさんは、もともとイラストを描くのが趣味。ある日、店頭の「おすすめ文具コーナー」に手描きのキャラクターを入れたPOPを設置。すると、その商品(ボールペンセット)の1週間の販売数が12本から18本に増加(1.5倍)。
さらに「このキャラがかわいい!」という声が高校生の間で話題になり、SNSに写真が投稿され、地元のまとめアカウントでも紹介されるまでに。現在は月替わりのキャラクターを描いており、POP目当てに来店するファンもいるそうです。
4. 頑張りすぎず、休むことも「仕事」のうち
ケーススタディ:完全休業日の導入で売上・気力ともに回復!
お弁当販売をしているDさんは、週7日営業を続けていたことで慢性的な疲労に悩まされていました。あるとき「このままでは続けられない」と感じ、思い切って第3日曜を「完全休業日」に。最初の1ヶ月は「お客さんが離れるかも」と不安もあったそうですが、休業日前にまとめて注文してくれる常連が増え、売上にはほとんど影響なし。
むしろ、休養を取ることでメニュー開発や販促アイデアを考える余裕ができ、翌月には日替わり弁当の種類を2種類から4種類に拡大。1日あたりの平均売上は12,000円から15,500円にアップしました。
おわりに
どの事業者さんも、「特別なこと」をしているわけではありません。小さな工夫やつながり、そして自分を大切にする意識を持つことで、日々のモチベーションは自然と湧いてきます。孤独に感じるときこそ、新しい挑戦や出会いのチャンス。自分らしいスタイルで、これからも一歩ずつ進んでいきましょう。